N.peltata'yellow phantom' × villosa 'tambuyukon' 'The Last Step' 開花までの記録

開花まで持って来られた為、情報の整理も兼ねて記しておく。

この苗を山田食虫植物農園から購入したのが2015年11月末。

1センチ未満の苗から育てることになった。

当初は1万円だったので2株購入して様子を見る事に。

2016年2月末の写真。赤丸で囲ってあるのがThe Last Step。
画像に入っているマクロだとかビロサがいまだに健在なのが驚き。
2016年3月末。
一番下に付いてる葉っぱが購入当初のもの。
2016年9月。
少し大きくなってきたがもう片方の個体の方が成長が早い。
2017年1月末。
この時から襟が赤いので赤っぽくなるだろうとは予想していた。
2017年10月。
生水苔に植え替え。
ピッチャーもそこそこ大きくなってきている。
2018年1月。
鉢増しする。
2018年2月末。
2018年6月

2019年3月。
割と特徴が出るようになってきた。
直径が30センチを超えるようになったので外の温室に移される。

2019年10月
更に巨大化が進む。
この時点で直径50センチ以上になる。

2020年6月
この年で開花するかと思っていたがならず。
この時のピッチャーが一番大きいものが出来ておよそ30センチくらい。
2021年3月
今年はなにがなんでも花芽を出させる為に管理を変える。
茎が徒長し始めてくる。
2021年6月25日
花芽を確認。雌花である事が判明する。

総評

記録から1センチ未満の苗から開花まで5年半かかった事が分かる。
栽培開始から3年はもう片方の苗の方が成長が早く、こちらの方が先に開花するものと見ていたが、結果としては逆になった。
個体差や雌雄の違いも考えられるが、もう片方は恐らく雄であると考えている。
結論から言ってしまえば実生苗は肥料を与えないとまともに成長しない。
勿論適切な環境を用意した上で適当な時期と量を施肥する事が肝心だと言えるが。

小苗から3年は室内で育てたが、こうした方が管理は楽だと言える。
外に出したのは30センチ以上になって手狭になったからであるし。

外の温室は真夏は30度を超えているし冬は温床線以外で加温していないので夜中は10度を切っている。
これでご覧の通り成長をしているのでかなり丈夫な交配であることが分かる。
とは言ったものの、同交配はY’sにも残っていない為他の個体がどうなったのか判断する事が出来ない。
2個体とも枯れていないのでかなり強いのは間違いないだろうが。

ただ、トンブユコンもミナンコブの方も2015年には販売されていたにも関わらず同じようなサイズにまで行った苗を他で見れていない事から、実生苗の成長差が如実に出ている可能性が高い。

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