ネペンテスの分類について

一概にネペンテスといっても原種だけでも100種以上、
熱帯の低地から標高3000メートル以上の環境に自生している種類など
非常に様々です。
なので当ブログではざっくり3つのカテゴリーに分けます。
まずは熱帯の低地に自生する低地性ネペンテス(Lowland、ローランド)。
ラフレシアナやアンプラレア等の植物園で見られる機会の多い種類です。
その名の通り暖かい環境が大好きで日本の冬には耐えられないものが殆どです。
春から夏にかけては屋外の遮光した環境に置いた方が丈夫に育ちます。
秋から冬にかけてはヒーターや暖房の積極的な使用が必要だと言えます。
次に低地と高地の間に自生する中高地性ネペンテス(Intermedia、インターメディア)。
少し分類的に難しいというものは全てこれらに入れて紹介します。
主にアラタやベントリコーサ等のよく市販されている種類とも言えます。
日本の暑い夏には少し弱ってしまうものもいますが少し寒い位の環境にも
ある程度の耐性がある種類が多いです。
最後に標高2000メートル以上に自生する高地性ネペンテス(Hiland,ハイランド)。
ラジャやビロサのような大きくてインパクトの強い外見のものが多いです。
暑さには弱く、日本の屋外で通年栽培するのは難しいです。
あまりに寒い環境にも耐えられない種類なので5℃は切らないように管理します。

一般的にも大体このように呼ばれているので他でも通用します。

本当は自生地の島等の環境によって千差万別なので
「○○性だから全部同じ管理で良く育つ。」
という考えは通用しない場合がほとんどですが、
このブログでは便宜上このような分類で呼称していきます。

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