初めに断わっておくと、ネペンに肥料は与えない方が良いです。
無機肥料も有機肥料も液肥もです。
有機用土や無機用土に有機物が混ざってさえいれば、それらに含まれる窒素元や分解された有機物から十分に栄養は補給出来ます。
低地性でも高地性でも同様で、初めは窒素に反応して大きな葉を付けたりしますが、ピッチャーが小さくなっていきます。
これは根が過剰な肥料分に反応していると見られます。
ないしは肥料分を与えるとすぐにピッチャーにも影響が出る為、肥料に含まれる塩類がツルの導管を塞ぐような事をしている可能性が高いです。
また肥料を与えると用土の劣化が進みます。
根が繊細でもろいネペンテスにとってはあまり良い傾向とは言えません。
以上はそこまで致命的ではないのですが、あまり肥料が入ると病虫害の被害に会いやすくなります。
組織が柔らかく大きくなるせいかアザミウマやハダニにとっては取り付きやすくなるからという風に考えています。
それに加えて、肥料が入る事によって土中の分解も進みやすくなるため線虫の発生リスクも上がります。
まとめ
簡単に肥料のもたらす効果を上げると- 葉が大きくなる
- ピッチャーが枯れやすくなる
- 新しく出来るピッチャーが小さくなる、出来なくなる
- 用土の劣化が加速する
- 病虫害が出やすくなる
以上ですのでやりたい方は各自にお任せします。
あと無機用土単体だから肥料を与えたいと言っても上記とあまり変わりません。
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