実はというと一番肝心要で見落としやすい項目です。
日本の上水道はphや硬度の調整こそ行われていますが、それがされていない井戸水や、水道管そのものの劣化による水質の変化にまでは気が向かないものです。
水道水と井戸水は地域差が大きい
食虫植物の中ではネペンテスは水質にはそこまでうるさくない方ですが、水道水の硬度が高めの地域(100ppm以上)だったり井戸水を使用している場合は使わない方が良いです。特に井戸水は何が起きるか分かりません。
井戸水や硬度の高い水は、より水質に敏感なヘリアンフォラや熱帯ドロセラには致命的であるので一度自分の身の回りの水はTDSメーターで簡単にチェックしましょう。
これらの使用はネペンに対しても同様で、短期間は問題なくとも長期的な栽培では支障になる可能性が高いです。
RO水(純水)を使うのが色々と楽
水の問題は地域差がありすぎるのでこれ以上は論じるのが大変です。なのでRO水(純水)で栽培する事を推奨します。
そんなものどこで手に入れればよいのだとなるかも知れませんが、日本でならほぼ全域のイオン系のスーパーで無料で手に入ります。
入れ物は最大4リットルサイズまでで、1度に2回まで汲める決まりの所が多いです。
容器さえあれば無料ですぐに手に入るWAONカードで1日に8L入手できます。
8Lあれば室内での栽培なら週一でも十分な量です。
RO水は塩類や金属類を含まないので加湿器の使用にも非常に向いています。
加湿器を水道水で稼働させていると数か月でカルシウムや塩類が析出してしまいますがこれを防ぐことが可能です。
雨水を貯めて使う?
雨どい等から雨水をタンクやバケツに貯める事も出来ます。
ゴミが入ることが多いのでネット等で防ぐ必要があります。
雨が降らない以上は手に入らない事や不純物等が入っていくので長期の保存はしないようにしましょう。
意外と雨は降らないのでこれに頼り切る事は厳しいです。最後に
自分で浄水器を使ってRO水を作るとなると作るまでに時間がかかることやタンクの管理等もしないといけなくなります。
根が塩類にある程度の耐性のある低地性ネペンテスに関しては水道水であれば極端な地域を除けば殺菌された調整された水ですので非常に有用です。
高地性に関しても大方同様ですが、塩類等が含まれている水道水に比べれば自生環境の雨水に近いRO水を使った方が無難と見ているのでこちらを推奨します。
根が塩類にある程度の耐性のある低地性ネペンテスに関しては水道水であれば極端な地域を除けば殺菌された調整された水ですので非常に有用です。
高地性に関しても大方同様ですが、塩類等が含まれている水道水に比べれば自生環境の雨水に近いRO水を使った方が無難と見ているのでこちらを推奨します。
水が無ければ植物を育てることは不可能です。
タダで手に入るのであれば積極的に使いましょう。
コメント